The Waiting Woman
永遠の待ち人
Eien no machibito
仕事中心で家庭を顧みることのなかった泰明は、妻の麻美に去られたショックで鬱状態になり会社を休職している。ある日、ぼんやりと道を歩いていた泰明は、角を曲がってきた美沙子と衝突する。美沙子がバッグから落としたナイフに気づいた泰明は、ナイフを拾って美沙子の後を追う。ベンチで本を読んでいる美沙子に泰明が話し掛けると、美沙子は恋人の慎一を3年間も待ち続けているのだという。泰明は「彼はもうあなたのことを忘れてるんじゃないですか」と言うが、美沙子は「愛は信じることです」と答える。美沙子のことが気になった泰明は美沙子のもとに通い出すようになる。次第に美沙子に心惹かれていく泰明は「何か変えてみることでこの悪循環から抜け出せるような気がする」と言い、美沙子を「願懸け」に誘ってみるが…。